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ロード・オブ・ウォー
映画「ロードオブウォー」を観て来ました。

ニコラスケイジ主演の映画です。
内容はニコラス・ケイジ主演の悪名高い武器商人の話なんですが、

紛争地区に出向いて行っては武器を売りつける。そんなヤツ・・・

ユーリ(ニコラス・ケイジ)は必要とされるから武器を売るだけと言うが、武器がなければ
戦争もできないのは事実であり、火に油を注ぐ役割であることは間違いない。
 
ニコラス・ケイジが演じているので、「何となく憎めない男」という印象を与えつつ最後まで観客を引き付ける。
しかし、やっていることは、ひどい!

主人公ユーリ・オルロフは、ユダヤ人。
彼がユダヤ人であることに、どんな意味があるのか考えると、
最初は「ユダヤ人=武器商人」という、ステレオ・タイプのイメージに
基づくものかと思ったが、この映画自体が実話をモトにした話というから、話の元になった人物もユダヤ人だったのでは?
この映画の舞台は、10年以上前。
ベルリンの壁の崩壊前後である。
 
 
物語的には、ユーリがソ連崩壊後のロシアに出向き、武器を安く買い付けてくるシーンで流暢にロシア語を話すとこがあるので、彼がロシア系ユダヤ人であるという設定が効いてきます。

また、ユーリと弟が危機に陥ったとき、敵にはわからないロシア語で弟と会話してコミュニケーションをとる、というシーンでもうまく生かされているのでは?
 
武器商人の裏幕というのは、ある種のタブーで映画になるのにかなりの時間がいったはず・・・

さすがに、現在のイスラム諸国やテロ国家に武器を流しているのはどこの国?といった危ない話は、映画にはできそうもないし・・・
 
世界の5大武器輸出国は、アメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシアである。
この5カ国は、国連の常任理事国でもある。 というクレジットで映画は幕を閉じました。

これをみるとテーマが重いな~と思うけど、ニコラス・ケイジの演技で観客を引き付けながら見せきる。そんな映画でした。

映画コメンテーターの話のよると、多分、主人公になったであろう人の一人が、『アメリカ人の武器商人がイラク近郊で何者かによって暗殺されたらしい』って。
っで、『取材予定のもう一人のギリシア人の元武器商人も、この事件を知って、自分の身の危険を感じ、日本のマスコミの取材はNGにしてくれと懇願された』
って話してました。

それと、この試写会を観に来ているのは大半が男性でした。
男性はこういうの好きでしょうね♪
by active-tin | 2005-12-02 23:30 | 映画
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